1月18日(土)に渋谷で旗が岡セミナーが開催されました。
このセミナーは昭和大学病院が核となり、品川区、大田区、昭和大学附属病院の先生方とともに学び、楽しくおしゃべりする会です。

 今年は順天堂大学の川越いづみ先生、富山大学の高澤知規先生にご講演を賜りました。
川越いづみ先生には呼吸器外科の麻酔管理についてご講演いただき、基本的な機器の使用方法のほか、覚醒後の穏やかな抜管のために注意点、術後鎮痛などを教えて下さいました。ダブルルーメンチューブの挿入法、カフの位置確認などを動画を交えて実際の様子を拝見したほか、術後鎮痛の選択法など明日から使える呼吸器外科麻酔のコツを学ぶことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また当院の佐川智紀先生より麻酔導入中にアナフィラキシーを発症した症例を発表していただいた後に、高澤知規先生に周術期アナフィラキシーについてご講演いただきました。高澤先生が実際にご自身で行なっているプリックテスト、皮内テストについてもご教示いただき、アナフィラキシーの知識のアップデートだけでなく、原因薬剤の特定に麻酔科も携わる重要性を強く感じました。質疑応答も白熱し、その後には懇親会も開かれました。ご講演いただいたお二方の他、附属病院や関連病院の先生方とも意見交換や情報交換が活発に行われました。