2024年4月13-14日に新宿で開催された第38回日本Shock学会学術集会において、岡崎晴子先生が「壊死性筋膜炎から敗血症性ショックに至った患者の大体切断術の麻酔管理にレミマゾラムを使用した一例」という演題を発表しました。
壊死性筋膜炎は急速に病態が進行し重篤な経過を辿る疾患であり、刻一刻とショック症状が悪化していきます。本発表ではレミマゾラムによる全身麻酔管理を行うことにより、従来からの麻酔薬よりも安定した循環動態を得ることができることが示唆されました。

複雑な病態、重篤な全身状態であっても、皆で知恵を出しあいより良い麻酔管理を提供していきたいという当科の思いが実を結んだ一例となりました。