昭和の麻酔科は育児と家庭の両立をしながら最先端の医療が学べる場所
昭和大学麻酔科 麻酔指導医
吉江和佳 先生
吉江先生のキャリアについて教えて頂いてもよろしいでしょうか?
医師としては12年目になります。出身は昭和大で、消化器内科におりました。その後、市中病院で麻酔をする機会があり、麻酔の方がおもしろくなってしまい転科して途中入局という形で昭和大の麻酔科に入りました。
吉江先生はお子さまをお持ちとのことですが麻酔科のお仕事と育児・家庭との両立という点ではどうでしょうか?
昭和大の麻酔科に途中入局する時点で長女がいました。面接では子どもがいることを伝えましたが、快く受け入れてもらえました。入局後2人の子供を産んだので、今は3人の子供がいます。
子どもがいる中で、学位、専門医、指導医の資格まで取れたのは、上の先生のご理解と後輩たちの協力があったからです。例えば、子供に熱が出たり、保護者会に参加しなければならない時など柔軟に対応して頂けて大変助かっています。
また、麻酔科は内科、外科と違って病棟の患者さんが基本的にいませんので、オン・オフがはっきりしているため予定が組みやすいです。これが麻酔科に私のような女性医師が多い理由の一つだと思います。
医局は男社会というイメージがあるかもしれませんが、昭和の麻酔科の半分は既に女性になっていて、私のような子供がいる人も多いです。
今後はどの医局もいかに子供がいる女性医師をフォローできるかが求められてくると思っています。
昭和大麻酔科で後期研修を受けるメリットについて教えて頂けますか?
やはり大学病院ですので、症例の数、種類ともに豊富な点です。さらにこれからは、昭和大学江東豊洲病院や昭和大学横浜市北部病院など付属の病院へのローテーションも可能になってきます。
今までなかなかみることができなかったペインクリニックや緩和ケアの方にもまわることができるようになるので本当に幅広く麻酔についてみることができるようになると思います。
また、昭和の麻酔科は溶け込みやすい雰囲気がありますので、働きやすいという意味でメリットだと思います。
昭和大出身ではない先生も結構入っていますし、私のような転科して途中入局としている先生や他病院から途中入局という先生も多いのはこの雰囲気のためだと思います。
最後に昭和大の麻酔科への入局を考えられている方へメッセージを頂けますか?
大学病院という利点を生かして最先端のことを学ぶことができますし、私のように子供がいて育児・家庭との両立をすることも可能な珍しい医局だと思います。
麻酔科ということもありオン・オフがはっきりしているので、趣味や習い事をしている女性医師も多いです。例えば乗馬をしたり、料理教室に通ったりとそのようなことができるのは、病棟がない麻酔科ならではだと思います。
