子育て中でも、医師のキャリアもママ業も諦めなくていい医局


田中典子先生昭和大学麻酔科 助教
ー昭和大学麻酔科の雰囲気や指導する際に気をつけていることを教えてください。

当科はアットホームな雰囲気で和気あいあいとやっているのが一番の魅力だと思います。

指導については、ただ見ているだけでなく実際にやってもらうよう心がけています。後期研修医の先生には専門医試験が控えていて、試験は知識も実技もかなり難しい出題が増えています。実際にやってもらうことで試験に対応できる技量を身に着けてもらいたいです。

また、若い先生が萎縮してしまわないよう、あまり怒らないようにというのも心がけています。とはいえ、温厚な先生が多いので、基本は一緒に笑顔でやっていくという雰囲気になっています。休憩室では皆でお菓子をつまみながらざっくばらんに話していますので日頃の会話が臨床で役立っているのかもしれませんね。

ー他の医療者との関係はどのような感じですか?

周術期チームとして朝のカンファレンスには看護師さんにも参加していただいています。その日の重症患者さんのことや、合併症をもっている患者さんで気をつける点などをリーダーの看護師さんに伝え、チームとして情報共有するようにしています。

術後回診にはacute pain service(APS)ラウンドというのがあり、薬剤師さんと麻酔科医がペアになり、術後の患者さんの疼痛の状況をみて回ります。

ICUですとそれに看護師さんが加わります。必要であれば補助鎮痛薬を加えたり、吐き気があれば薬を替えてみたりするなどチームでラウンドをしています。

ー子育てをする女性医師として大変なこと、キャリア形成などについてお聞かせください。

卒後7年目に専門医を取得し、その後出産、現在子供は3歳と5歳です。今は8〜17時で勤務しています。
子供の具合が悪くて急なお休みをいただく場合でも、大学病院の麻酔科は人数がいますので、対応して頂けてとても助かっています。その代わりに穴を開けるからには普段は精一杯働く、お互いを尊重しあえる関係を築く必要があると思っています。昭和大はママさん医師を受け入れる態勢がもともと整っており、本当にありがたいです。

また、今は子育てにも少し余裕が出てきたので自分の専門の勉強会に出席したりしています。先日も区域麻酔学会で発表を行いました。ママさんでも学会発表はできますし、子供がいてもキャリアを諦める必要はないと思います。

ー医師として目指していること、どのような医師になりたいかなど教えてください。

麻酔科医が目立つ時というのは、患者さんによくないことが起きている時がどうしても多いんですね。例えば、患者さんの容体が急変したり、アレルギーの反応が起きたりした時です。

優れた麻酔科医は、急変した時に対応できるのはもちろん、急変する前に気づき、未然にそれを防ぐことができる人だと思っています。
そのような麻酔科医になれるよう、常に気を張り巡らせ、ちょっとした心電図変化を見逃さず、麻酔科は事前の準備が大きなウェイトを締めますので、準備を怠らないということを心がけ、努力したいと思っています。

ー昭和大学麻酔科に入局を考えている特に女性の医師へメッセージをお願いします。

もともと昭和大学はママさんが多く働いていて、仕事も家庭も一緒にやっていくという雰囲気があります。

私のようにママさんでも学会発表していますし、ママさんになったからといってどちらかを諦めなければならない、ということはありません。どちらも目指したい方にはうってつけかと思いますので、仕事も子供諦めたくない方はぜひ一度見学に来てください。

見学はいつでもウェルカムですので、電話・メールなどでご連絡をお待ちしております。

 

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