手術室


昭和大学麻酔科で学ぶということ

昭和大学で研修するということ

昭和大学の特徴は大学直属の関連施設が多いことです。昭和大学病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院など、病院毎に機能が分かれています。例えば藤が丘病院には口唇口蓋裂センター(年間手術件数500件以上)があって、小児麻酔に特化した研修を受けられます。昭和大学内の施設で研修することで様々な経験を積むことができます。

昭和大学病院で研修するということ

昭和大学病院の手術室で麻酔科が関与する麻酔件数は約6,500件です。その内訳は小児や成人の心臓手術、呼吸器外科手術、消化器外科手術、小児外科手術など多岐にわたります。また、手術室内だけではなく手術室外へ出張して血管内治療の麻酔なども担当します。院外から2次、3次救急まで幅広く症例を受け入れているため、緊急手術のレパートリーが多いのも特徴の一つです。麻酔科専門医を取得するために経験が必須の症例がいくつかありますが、研修期間中に十分に経験することが出来ます。

表1 手術件数(2019年)

手術部位別 件数
開頭 385
胸部 213
心臓・大血管 344
胸腹部 137
腹部 1785
帝王切開 389
頭頚部・咽喉頭 802
胸壁・腹壁・会陰 1001
脊椎 189
四肢 900
その他 396
合計 6541

(6歳未満の小児253例を含む)

手術麻酔を学ぶ理想的な環境

麻酔科医の基礎は何といっても手術麻酔です。しっかりと手術麻酔を学ぶことで、次のステップに進むことができます。
昭和大学病院は手術麻酔を研修するための環境が整っています。大学病院ですから複雑な合併症を持つ症例も多くみられます。症例毎に病態を理解し、しっかりと麻酔計画を立てて安全な麻酔を提供し、安定した術後につなげることが出来れば、大きな自信となるでしょう。
また、各分野の専門家が揃っているのも最大の特徴です。静脈麻酔、末梢神経ブロック、呼吸管理、心臓血管麻酔、産科麻酔など、経験と知識が豊富な指導医が麻酔の指導を行います。

周術期管理も学べる環境

麻酔科医の仕事は、手術室で麻酔をすれば終わり、ではありません。術前から術後まで一貫した管理を行ってはじめて、質の高い麻酔を提供したといえます。昭和大学ではそうした周術期管理も学ぶことが出来ます。
術前には麻酔科医だけでなく歯科医師、薬剤師、手術室看護師によるチームで術前診察を行い、正確な情報収集とより良い全身状態へ導くことにつなげます。
術後には麻酔科医と薬剤師、看護師からなるAcute Pain Serviceが回診をおこない、術後痛や副作用・合併症に関する診察・フィードバックを行います。麻酔を担当する麻酔科医も術前後の診察を行いますが、チームで対応することによって、より質の高い周術期管理を提供することができるのです。

手術麻酔を学んだその先に

昭和大学病院では、ペインクリニック、集中治療など麻酔関連領域も充実しています。心臓血管麻酔や産科麻酔、小児麻酔など手術室内でサブスペシャティーを極めるもよし、手術室外で麻酔関連領域を追求するもよし、各自が興味の赴くままに勉強できる理想的な環境が整っているといえます。

手術麻酔の研修スケジュールの例
専攻医1年目 麻酔全般.様々な手術麻酔を担当します。
専攻医2年目 心臓血管外科、呼吸器外科、食道外科手術の麻酔が増えていきます。
専攻医3年目 科を問わず重症症例などを担当します。小児心臓血管麻酔を担当する機会も増えます。