精神科との合同勉強会


こんにちは昭和大学でペインクリニックに従事している小林玲音です。
2ヶ月前のお話になりますが、初めて精神科との合同研究会が開催できましたので、報告させていただきます。
昭和大学には烏山病院という精神科単科の附属病院があります。その鳥山病院では、従来より電気痙攣療法(electro convulsion therapy: ECT)が行われていて、我々麻酔科医はECT治療中の麻酔をかけるために烏山病院までお手伝いしに行っています。
ECTは通常、統合失調症の診断を受けている患者さんの治療に行っていますが、実は慢性疼痛の患者さんの治療にも効果的であると報告されています。
これまでは、昭和大学烏山病院では精神科の患者さんにECTを行っていましたが、今年から精神科とペインクリニックと連携して慢性疼痛に苦しんでいる患者さんもECTを行えることになりました。
そこで、今回ECT治療の第一人者である荏原病院の米良仁志先生(医局の先輩です)に来て頂き、精神科との合同勉強会を行いました。
内容は、ECTのアウトライン、痛みの患者さんへのECT、ECTの麻酔についてです。3人の発表があり、参加者も精神科、麻酔科だけでなく、北部病院の看護師さんまで来てくださいました。

 

 

スクリーンショット 2016-03-22 16.33.21

今回の勉強会は、米良先生がディスカッション全体を盛り上げてくださり非常に実りあるものとなりました。

ディスカッションは痛みに対するECTだけに留まらず、ECTで使用する薬剤やその量、ECTの種類にまで話が及びました。

特に痛みの患者さんに対するECTは皆経験が少ないので、その効果や副作用、ECT後の管理方法など多岐にわたる質問が会場を飛び交いました。

米良先生は、物腰柔らかな雰囲気を纏い、その話ぶりは歯に衣着せぬものがあります。

会場の雰囲気は自然とヒートアップし、両科の教授を巻き込んだ忌憚のない意見交換を行うことができました。

先輩の経験から生まれた知識も吸収することができた、非常に意義のある勉強会でした!!