MGH長坂先生講演会


昨年末の話になりますが、アメリカ・ボストンにあるマサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科でフェローとして働いていらっしゃる長坂先生に当医局にお越しいただき、モーニングレクチャーをしていただきました。

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長坂先生は私たちが2014年のASA(アメリカ麻酔学会)参加後にMGH見学を行った際、大変お世話になった先生です。病院見学の際には麻酔の歴史の原点であるエーテルドームの案内などをしていただきました。今回学会関連のお仕事のため一時帰国されたため、当医局での講演会にお立ち寄りいただきました。

今回の先生のご講演はアメリカへの留学に関しての話題であり、先生ご自身の経験に沿ってお話いただきました。

長坂先生は日本で麻酔科医として働いたのち、最初アメリカに研究留学をされ、その後アメリカで臨床への転向を果たされたとのこと。先生の輝かしい経歴の中で、新たなステップに歩みだす原動力となったのは、常に臨床症例でめぐりあった疑問や問題点がきっかけとなったということ、そしていつも周りの素晴らしい仲間や恩師が自身を支えてくれたというお話が大変心に響きました。やはり日々の臨床に真摯に向き合う姿勢、人と人との心のつながりが重要なのだなと改めて感じました。

またMGHには自身を実験台にして意識下挿管の実演講義をする(!!)凄腕麻酔指導医がいることや、国際線機内で急変患者が発生した際に機内から電話を通じて病院と連絡を取り、受け入れ態勢を確立したというドラマチックなエピソードも教えていただきました。

当初30分の講義の準備をしてくださっていた長坂先生ですが、朝の慌しい時間の関係上、急遽直前に15分での講義をお願いしたところ、5分足らずで構成を組み直して、予定時間ぴったりに講義を終了してくださいました。先生のプレゼンテーションスキルの高さに関しても一同驚嘆せざるを得ませんでした。

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昨年1年、長坂先生をはじめ数多くの海外で活躍中の先生方の講演会が当医局で開催され、講演後にお話をする機会をいただきました。すべての先生に共通することは、自身で定めた目標に向け常にひたむきな努力をされていること、そして周囲の者を温かく迎え入れてくださる包容力の大きさです。先生方をぜひ見習って、私自身も自分に厳しく人に優しく情熱をもって仕事にのぞまねばと強く感じました。

長坂先生、お忙しい中貴重なご講演をいただきありがとうございました!

 

盛 直博