ショック治療の勉強会


こんにちは。

ペインクリニックを主軸に勤務している小林玲音です。

当科に集中治療分野で著名な小谷透先生が今年度より来られ、半年が経過しました。

現在、集中治療部門にはフレッシュ初め、2年目の研修医の先生もラウンドしています。僕は麻酔の傍ら、集中治療をラウンドする後輩たちを見て、半年前とは打って変わり、かなり熱いことになっている事を感じています。とても楽しそうな雰囲気です。

下記は、うちのオペ室併設のICUです。ここには14床。他、院内に救命救急科のICUと循環器のCCUがあります。

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そんな中、先日、国際ショック学会が東京ドームホテルで開催され、同じタイミングで当院でも勉強会が開催されました。

ショック治療の勉強会には、アメリカから Perenlei Enkhbaatar 先生が来てくださり、ご講演して下さいました。

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麻酔科だけでなく、救命救急科の先生方も参加され部屋は満席。開始時間に遅れてしまった先生は立ち見となりました。

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ショック治療は、未だ確立されたものはありません。

血圧を上げるのに、輸液を入れれば肺水腫になってしまうし、ではカテコラミンなど薬物でコントロールができるのかと言えば、そうでもありません。日本初ハンプでのデータも多く出ていますが、ハンプは尿量調節が難しく、未だ薬物に関しても「これ!」といったものは存在しません。

そんな中、今回の勉強会ではバソプレッシンならぬ「セレプレッシン」という薬物に期待が持たれていることを教えて頂きました。

今、アメリカでは phaseⅢの治験を行っているそうです。

数年後、我々がICUで良く使用する薬剤の一つになっているかもしれません。

セレプレッシン、、、

 

僕のホームであるペインの分野でも、どんどん新しい治療法が出てきています。

うちはブロックなどのインターベンショナル治療を主軸とした治療方針が基本なので、フレッシュ、2年目の研修医の先生がラウンドしてくると、初めは見たことないブロックばかりです。

麻酔を主軸として集中治療とペイン、それぞれの分野の行き来が簡単にできるのが、昭和麻酔科の特徴の一つです。ですので今回、ペイン小林が集中治療分野の勉強会について書かせて頂きました。

 

文責:小林玲音